「くりくら。」再始動!!

内容:現在検討中(近日公開予定!)
日程:2012年5月25日(金)
   19:00〜21:00(受付開始18:30〜)
軽食:あります。
場所:(株)オゼットクリエイティブ
   東京都港区西麻布1−10−11 セソーラス西麻布3F
    03-5770-5977
参加ご希望の方は、
大学名、学部、学年、氏名を記載の上、
上記のメールアドレスまでご連絡下さい。
お電話でのお問い合わせも受け付けていますので、
お気軽にお声掛け下さい!
皆様のご参加お待ちしております。
くりくら。プロジェクト本部
学生取材新聞編集部
島優一

なぜ、経営破綻は起きたのか?そして、再建に向け、何に取り組んでいるのか?  — 日本航空株式会社 代表取締役社長大西氏 執行役員二宮氏に聞く

 日本の航空業界に衝撃を与えた日本航空株式会社(以下:JAL)の経営破綻から約1年半。なぜ、経営破綻したのか、そして再建に向けてどのような取り組みを行っているのか。今回、そうした部分について経営トップの方から伺う機会をいただいた。実際に、代表取締役社長 大西賢氏、執行役員 二宮秀生氏に率直に訊ねた。

――社長様を前にしてお聞きしにくいのですが、なぜ経営破綻に至ったのか、端的にお聞かせください。
大西社長:9•11同時多発テロ、SARS、リーマンショックなど外的要因を挙げることはできます。しかし、ここで明確にお伝えしたいことは、本質はそのような表面的な事柄ではないということです。収益性への無関心を生み出してきた社員一人ひとりの意識という根深い問題、もっと言えば、日本の翼を支えてきたJALという冠への『甘え』であり『驕り』に他ならないと私は思っています。
――意識を変えていくのはなかなか難しいと思うのですが?
大西社長:そうですね。ですが、変えていかなければJALの未来はありません。
二宮役員:大西社長とともに、強い覚悟を持って取り組んでいます。
――どのような意識変革を目指していらっしゃるのでしょうか?
大西社長:はっきりと言います。今までのJALは、お客様の方を向いていませんでした。マニュアルが第一だったと言えるでしょう。例えば、JALは世界トップクラスの定時性を誇っていますが、定時性を守らなければいけないというマニュアルにこだわり過ぎて見失っているものがあります。それは、「お客様を考える『心』」です。
二宮役員:たとえば、時間に間に合わないからダメだということではなく、その時、その時の状況を見据え、お客様のことを考え、的確な判断を行い、心から対応していく、そのことが大切なのです。当然、コストでも競争を行っていきますが、私たちが目指すのは、1000円、2000円高くてもJALを使いたいと思われるサービスです。その根底に存在するのは、大西社長のおっしゃる『心』に他なりません。

――その『心』というのはどのようなものなのでしょうか?
大西社長:『日本の心』です。JALが次の時代を築いていくために、私たちはもう一度、きちんと、日本人であることと向き合わなければならないと考えています。日本古来の「おもてなし」や「しつらえ」の心をもう一度、取り戻さないとなりません。日本の企業として、JALの再生への鍵は、そこにあります。「おもてなし」や「しつらえ」の『心』からすべてのサービスは生まれてくる、これは私たち自身のアイデンティティを取り戻す、自分たち自身との闘いであり、挑戦なのです。
――最後にメッセージをお願いします。
大西社長:JALは変わります。そのためには、どんな困難が立ちはだかろうとも、私は進んでいきます。その意志に賛同してくれる方々とともに、歩み続けていきます。そして、働く全ての人はもとより、今回の破綻に伴い辞職された人、JALに関わる全ての人々が誇りに思える会社を何としても創り上げていきます。
――ありがとうございました。

■取材者感想■
 インタビューを通して、私の心に強く刻まれたのは、大西社長と二宮役員の強い眼差しだった。学生である私を、正面から、真っすぐに見据えるその瞳には、想像もできないほどの「覚悟」が宿っていると感じた。    「JALは変わる」、私は理屈なしに、そう実感した。

東京大学/馬場嵜

日本アイ•ビー•エム株式会社 × 編集部 緊急座談会!!

2011年6月7日。東京都西麻布にある広告企画会社オゼットクリエイティブに日本IBMの人事を担当する岡さんと学生取材新聞編集部の学生五人が集い、座談会が開催された。
参加した学生は、東京大学1年馬場嵜、修士2年の小谷、慶應大学4年島、1年の池貝、早稲田大学2年田口。
採用する側と採用される側という関係を越えてざっくばらんに、現在の学生に感じること、そして、IBMが目指す未来について、などを聞いた。

岡さん:こんばんは。いつもは、こういう場ですと、他の人事スタッフと一緒におり、「それはまずいですよ」と発言を止められてしまうことも多いのですが、今日は一人で来ましたので、何でも聞いてください(笑)。何でも答えます。
学生一同:よろしくお願い致します。
田口:早速で申し訳ないのですが、まず、お聞きしたいのは、人事という立場から今の学生を見ていてどう感じますか?
岡さん:学生さんについて話す前に、今のIBMの問題というか、課題を話しましょう。それは、「まあまあでいい」という人が増えてきているということです。例えば、IBMのコンサルタントは一人ひとりに値段がついています。値段があがれば給料もあがるのですが、その分、値段に見合った仕事を行っていかなければなりません。その中で、近年、頭が痛いのは、値段はあがっていかなくていい、給料もあがらなくていいという人が多いということです。
池貝:昔は違ったのですか?

岡さん:少なくとも、私たちの世代の人間は「負けたら終わり、やるんだったら勝たないと」という人が多かった。
馬場嵜:それは豊かになったということで悪いことでもないような気がするのですが…。
岡さん:確かに、理想的にはガツガツしなくて生きていけるのがいいと、私も思います。しかし、グローバルのレベルでの競争には、「勝つか負けるか」しかないのも、厳然とした事実なのです。
島:でも、甘いと言われるかもしれませんが、僕らの中には、これ以上、競争していくのはどうなんだろうという意識が強くあるのも事実です。
岡さん:そうかもしれませんね。しかし、一つ強く覚えておいて欲しいのは、多くの企業が本当にこの問題で困っているということです。どうにかしないとグローバル競争で生き残れない、と感じています。そこで、学生さんの話に戻りますと、「決められた枠の中におさまって順調にサラリーマン生活を送りたい、安定志向の学生さん」が本当に多いように感じます。
池貝:どのような面でそう感じられるのですか?
岡さん:ひとつ例をあげると、この前も、当社のスタッフが面接をしていたら、ある学生が全ての質問に「3つあります」と答えるらしいのです。2つ目を話しているうちに、3つ目を忘れてしまったりするらしいのですが、とにかく、3つ答える。
馬場嵜:マニュアルでそう教えられたのでしょうか?
岡さん:そうみたいですね(笑)。面接ですら、決めてきたことを決められた通りに答える学生さんがたくさんいます。
小谷:それでは、逆に、いい意味で印象に残っていることはありますか?

岡さん:これは、こういう場面で言っていいのかわからないけれど、面接が終わった後に、こう質問してきた学生がいました。「御社で部長くらいになると、何台くらいクルマを持てますか?」と。きっと、その学生は、本当に何台もクルマを持ちたいと思って聞いてきたのではないと思います。でも、面白かったです。人と違う視点から物事を見れるし、向上心がある学生だと感じました。
島:ここで、話してしまったら、これからみんな、その質問をするかもしれませんね。
岡さん:そうだね(笑)。だから、今まではこの話をしたことはなかったのだけれども(笑)。
池貝:今、日本にはハングリー精神という言葉は死語になっている気がします。
岡さん:日本にいると感じることがないかもしれませんけど、とにかく、学生の皆さんにお伝えしたいのは、この世界は競争の上に成り立っており、「勝つか負けるか」ということです。そのことを肝に銘じてもらいたいと思います。いい悪いは抜きにして、勝たなければ、生きていけない、それが、世界の常識であり、これからの皆さんもその枠組みの中で勝負していかなければならない時代が訪れていると思います。
田口:それでは、この辺りで話題を変えて、IBMが目指す未来というのをお聞きできればと思います。Smarter Planetと謳っていますが、何を目指しているのでしょうか?
岡さん:誤解を恐れずに言えば、単純に、「効率化」ということです。まだまだ形になっていませんが、当社が力を入れているSmarter Planetも、実際のビジネスの現場におけるコンサルタントの業務も「効率よくしよう、ムダをなくしていこう」という一言に尽きると思います。
小谷:具体的には、どのようなことなのでしょうか?
岡さん:例えば、Smarter Planetであげている一つに、渋滞をなくすということがあります。このように、「効率化することで人を幸せにする」、それがIBMの仕事です。
島:本当に効率化することで、人は幸せになれるのでしょうか?
岡さん:国とか地域とかのレベルで考えれば、渋滞というのは完全なムダですよね。
島:ただ、生きる人間のレベルでいえば、やはり、それが、幸せにつながるかどうかは微妙だと思います。渋滞しているからこそ、外をゆっくりと眺められる、何か会話ができる、そういうことって大切なのではないでしょうか?
小谷:僕も思うところがあります。発想を変えれば、もっとこの世の中は幸せになれるのではと思います。例えば、渋滞をなくすことではなく、渋滞をどう楽しめるかを考えることもできるのではと。
岡さん:うーん。今の意見には、妙に納得してしまいました。確かにそのような発想もあるなと。もともと、僕は文系で、そのような発想に近いかもしれません。しかし、違う視点からも考えてみましょう。それは、経済であり、例えば、渋滞であれば、物流という視点です。渋滞がなくなれば、どれほど、物流が速くなり、コストが下がるかということです。今はまだ、この経済の論理が強い気がしますが、将来的には、皆さんが言うような方向へ変わっていくかもしれませんね。
田口:話題は変わりますが、このように、僕たち学生とフランクに、ギリギリと思える話題も躊躇せずお話いただけることからのですが、それとは、真逆な会社ともいえます。ただ、自由という背後には当然責任というものがついてまわります。
馬場嵜:そのような企業の人事を担う立場から、最後に、僕たち学生に向かって何かメッセージをお願いします。
岡さん:所謂、就職活動というあり方にこだわらないでいただければと思います。就職活動という流れがありますが、採用をする側からしますと、正直、関係ありません。もっと自由にやっていただければと思います。
島:それは面接においても、ですよね?
岡さん:そうですね(笑)。「私、世界をSmarter Planetにしたいんです」などと言われる方もいますが、正直、そのようなことは望んでいません。もっと、自分が本当に何をしたいのかを伝えていただければと思います。
池貝:無知な僕たちの率直な質問に対しても、気分を害さず、快くお答えいただきどうもありがとうございました。
学生一同:ありがとうございます。
岡さん:こちらこそ。

【知られていないけど、面白い企業を探せ!!!】第1回 エンジニアリング会社って何だ??

 「エンジニアリング会社」と言っても実際に何をやっている会社なのかわからない学生が多いのではないだろうか? プラントを作っている会社? でっかい事をやっている会社? 海外に行ってそう? その推測はどれも当たっているが、もっと深い部分を知りたいと思い、そんなエンジニアリング会社の一つである三菱化学エンジニアリング(MEC)総務人事部の笹部雅史氏を訪ねた。
 技術というのは夢と現実の両方の側面があると思う。大学の研究室や研究所では日々新しいアイデアが生まれている。これらは夢のあるものだ。二足歩行ロボット、ロケット、皆夢から生まれた。
しかしどんなに素晴らしいアイデアも世に出るにはビジネスにならなければならない。生産する会社が赤字で潰れてしまっては成り立たないのだ。
 その夢から生まれた技術を選別し、時には時代に合うように修正をして世に出しているのがMECである。夢と現実世界の架け橋を担っているように感じた。
 世界中で生まれては消えを繰り返す様々な技術を集め、多くの選択肢の中からチャレンジをしてみるのか、堅実に行くのか―世の中の流れを感じ、ベストな案を顧客に提案する。必要であればパイロットプラントを作り検証をする―。そこには新しい技術を考えるロマンもあるが、「どのようにスケールアップしていくのか、どう技術を活かして行くのか。量産するロマンもある」と笹部さんは言う。
 そう聞くと、ではビジネスになる技術をただ取り入れているのかと思ってしまうが、決してそうではない。MECは「未来形エンジニアリング」と称し「環境」、「健康」、「快適」という新しい領域に力を入れている。それも「企業は人の暮らしを豊かにする」と言う理念に基づいてだ。このようなバランス感覚を持った企業に世の中への窓口でいて欲しいと感じた。

■取材■
東京大学/小谷